Katate Masatsuka (方手雅塚)

Katate Masatsuka speaks.

偽りの理論:飛行機はなぜ飛べるのか?

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偽りの理論:

“翼の上面はカーブしている為、先端で上下に分かれた流体が後縁で再会するためには
上面の速度は下面の速度よりも速くなければならない。ベルヌーイの定理から速度が
大きいと圧力が下がるので、翼は下から押し上げられ上向きの力を発生する。”

よく知られた揚力の説明だが、これが技術的には間違った理論であることも
よく指摘されている。間違っている理由は、例えば以下のようなものがある。

1.紙飛行機は上面と下面の長さが同じなので飛べないことになる。(飛べるじゃん)
2.飛行機が逆さに飛ぶことは不可能になってしまう(可能なのに)。

とはいえ、およその雰囲気を感じるのには分かりやすい説明かもしれない。
だからこそ、長年に渡って語り継がれているのだろう。
かつて、航空学の父と呼ばれたTheodore Von Karmanは言った。

“When you are talking to technically illiterate people,
you must resort to the plausible falsehood instead of the difficult truth”
(初心者に話すときは、難しい真実よりも間違ってはいるが分かりやすい説明をした方が良い。)

ちなみに、私がミシガン大学でTAをしていたとき、上の理論を批判せよという宿題が出た。
宿題の採点は私の仕事だが、教授は解答を作らない主義で、私が学生の為に自ら模範解答を
作成することになっていた。おかげで「偽りの理論」に従って興味深い公式を導くことができた。
そのときの模範解答は現在HPで公開している。

宿題4の模範解答(英文)
http://www.cfdnotes.com/cfdnotes_false_theory_of_flight.pdf

Written by Katate Masatsuka

April 19, 2011 at 9:22 pm

Posted in Research

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